最期の手紙

最期の手紙

敬礼!

河川敷を気持ちよさそうに飛ぶラジコンの飛行機を
いつまでも眺めていたじょうくん しゅうくん^^

…大きくなったねーicon01



夜、テレビを見たら、あまりみたこともないのに
ザ・ベストハウス123(こちら)がついて
生涯、忘れられない手紙を見ることができました。

以下番組HPより

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■あふれる想いが止まらない 心に響くラブレターBEST3
第1位:特攻隊員が魂を綴った、最期のラブレター
 『穴澤利夫・孫田智恵子』

それは、1945年。終戦間際の4月、或る特攻隊員が、
婚約者に宛てて書いたラブレター。
特攻隊員の名は、穴澤利夫少尉。婚約者は、孫田智恵子さん。
1941年の夏。二人は、東京で出会った。
その時、穴澤は大学生。

その年の12月8日。日本の真珠湾攻撃で、
太平洋戦争が勃発。
時代は、混沌としはじめた。翌年1月、智恵子は、突然、
穴澤に呼び出される。
当時は、男女の自由恋愛など、まだ一般的ではない。

はっきりしない態度を取りつづける智恵子に穴澤は1年間、
自分の思いを伝え続けた。
だが…なんと、穴澤は、自ら戦闘機の操縦士に志願。
まだ大学生は、徴兵を免除されていた。
だが、真面目な穴澤は、国を、
そして自分の大切な人を守るために、
あえて志願したのだ。

1943年10月。穴澤は、最も戦死率が高い、
陸軍航空隊に入隊。
この頃、戦況は日増しに悪化。
穴澤に、いつ出撃命令が出るか、予断を許さなかった。
そんなある日…軍から外泊許可が出た穴澤が、
智恵子に会いに来た。
二人は、この時、始めて死を意識した。
特攻とは、片道だけの燃料を積み、戦闘機ごと、
敵の戦艦に体当たりする作戦。
日本は、そこまで追い詰められていた。

彼がいつ、出撃するかもしれない。
智恵子は、その気持ちを綴る。
航空兵が、常に首もとに巻く、白いマフラーを自分になぞらえ、
いつも一緒にいたいと告げた。
それは、智恵子の精一杯のプロポーズだった。
しかし、届いた返事には…還らざる任務。
頭の中が真っ白になった智恵子は、穴澤の下に駆けつける。

2日後、ようやく会えた穴澤は、智恵子のマフラーを巻き、
その上に自分のスカーフを重ねた。
それは、あなたのマフラーになりたいという、
智恵子のプロポーズへの返事だった。
二人の心は、一つになった。

1945年4月12日。穴澤利夫少尉は、
還らざる任務に付く。
鹿児島県、知覧特攻基地から出撃。
そして…沖縄の海に散った。

享年23。
その事実を、智恵子さんは、知らされていなかった。

だが…出撃の直前、穴澤は、最期の手紙を書いていた。 
(こちら)
そこには、死を前にして婚約者を思う、
切ない気持ちがあふれている。

わたしのことは忘れ、過去は忘れて、現在を生きて欲しい

と綴ったあとに

「今更何を言ふか、と自分でも考へるが、
 ちよつぴり慾を言つてみたい


一、読みたい本「万菓」「句集」「道程」「一点鏡」「故郷」

二、観たい画 ラファエル「聖母子像」 芳崖「悲母観音」

三、智恵子 会ひたい,話したい,無性に。    


・・今後は明るく朗らかに。
 自分も負けずに朗らかに笑つて征く
                          利夫 」


最後の最後に刻まれた言葉。それは、死を前にした男の
純粋な未練だった。

穴澤が、飛び立つ直前の貴重な写真がある。
整列する兵士を、後ろから写したものだ。
よく見ると、スカーフの下には、
智恵子さんからもらったマフラーが。
穴澤少尉は、愛する人への思いをしっかりと抱き、
大空に飛び立ったのだ。

その最期の手紙には、戦争という運命に向き合った、
一人の若者の愛が刻まれている。


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戦争が終わり その長き年月、
のこされた婚約者智恵子さんの生きる支えになったのは、
穴澤少尉の日記に記されていた次の言葉だという。

「智恵子よ、幸福であれ。
 真に他人を愛し得た人間ほど 幸福なものはない」

そう日記に記して、穴澤少尉は、
桜を打ち振り見送る前田笙子さんら女学生に、
軽く手を挙げ 笑みを返して飛び立って征った。



会いたい 話したい 無性に。。

好きな人と、それすら叶わなかった時代があったということを
平和ボケしている今のわたし達は
けして忘れてはならないと とてもとても思う。

そしていつの時代も好きな人への思いは
会いたい 話したい 無性に という 
シンプルなものなのだと あらためて思う。。


なんだかとてもぴったりな歌(こちら)

いま 私が一番好きな歌^^



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